【剣盾S23シングル最終49位】黒バド全力介護スタン

初めましての方は初めまして、そうではない方はお久しぶりです。ものまと申します。

今回は剣盾S23にて、満足のいく成績を取ることができたので、今後一切役に立たないかもしれませんが、3か月考え抜いた成果を記録に残す意味も込めて構築記事を書かせていただきたいと思います。よろしければご覧ください。(以下常体)

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(サムネ用)

 

1.結果

 TN:ものま

 最終レート 2049(最終49位)

 

2.構築経緯

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種族値上、すべての禁止級伝説の中で最も速い黒馬バドレックスを軸に採用。

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黒バド軸は、相手の黒バドやメタモン対策のために悪タイプやノーマルタイプを採用する必要があるが、その枠には相手の黒バド+悪orノーマル枠を同時に見られるポケモンが良いと考えていた。また、黒バドを受けつつ、黒バドを上から殴れるポケモンを探していたところ、ランクマでマッチングした対戦相手の使っていたチョッキ悪ラオスがこの条件を満たしていて、選出画面で相手へ与える圧力もあると感じたため、悪ラオスを採用。

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次に、環境に最も多い禁止級伝説のザシアンを軸にした構築への対策として、ザシアンに複数回後投げできるポケモン兼構築の炎打点として、ウインディを採用。

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環境のザシアン軸に入っているサンダーはHB振りなどの火力がない型のことが多く、また、ザシアンの取り巻きにカプ・レヒレが刺さっていることが多いと感じていたため、カプ・レヒレを採用し、黒バド、ウインディと合わせて、ザシアン軸への基本選出とした。

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ここまでで電気・地面の一貫が切れていないので、その一貫を切りつつ、サイクルの潤滑油になれるランドロスを採用。

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この5匹である程度の構築には五分以上の戦績を叩き出せていたが、S22終盤から見るようになって、S22にて結果を残していたダイナバンギカグヤがセットになった構築に全然勝てなかったため、そこに対するメタとして、愛でエルレイドを採用し、構築の完成とした。

 

3.個体解説

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エルレイド@達人の帯

特性:正義の心

性格:意地っ張り

実数値:175(252)-179(+140)-100(116)-x-135-100

HB:鉢巻ゴリランダーのグラススライダーを最高乱数切って耐え

余りA

技構成:ドレインパンチ/トリプルアクセル/雷パンチ/剣の舞

 

構築の穴埋めという名目で入ってきたエルレイド。

ダイナには本来黒バドが比較的強く出られるが、バンギラスがいるだけで簡単に止まってしまうため、ダイナバンギカグヤを1匹で崩すために採用した。

技構成は、バンギラスに撃つドレインパンチ、ムゲンダイナとゴリランダーに撃つトリプルアクセルテッカグヤに撃つ雷パンチ、残りは有利対面を取ったときに、一気に崩しに行ける剣の舞で完成。

構築の見た目上、ムゲンダイナとバンギラスは確実に選出されて、残り1匹には地面の一貫を切れる飛行タイプやゴリランダーが選出されることが多かったため、このような技構成になっている。

ほぼムゲンダイナ入りにしか投げない枠ではあったが、トリプルアクセルを当てられさえすれば、1匹で試合を終わらせられることもあり、ピンポイントながら最強の相棒だった。

選出率6位

 

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黒馬バドレックス@気合の襷

特性:人馬一体

性格:控えめ

実数値:175-81(A最低値)-101(4)-238(+252)-120-202(252)

CS、余りB

技構成:アストラルビット/サイコショック/ドレインキッス/悪巧み

 

構築の軸として採用した黒馬バドレックス。

見た目が好きなのもあるが、種族値上は全禁止級伝説の上から攻撃できることがメリットであると感じて採用した。

襷を持っていながら、性格は控えめである。控えめにすることのデメリットはザシアンに抜かれうることであるが、ザシアンはSに振り切っていないことが多く、控えめで技のリーチを伸ばすことの方が大事だと考えた。控えめが役立った場面としては、

・ポリゴン2をC+2のエスパー技で倒す際に、HB,HDどちらを考慮してもサイコショックで事足りるようになるため、サイコショックを採用できる。

(H244B252+に乱2 90.2%)

・ごくまれに見たHDゴツメバルジーナにC+2状態でドレキ×2ではなく、アスビドレキで倒せるため、ゴツメを考慮しなくて済む。

・HD特化ナットレイをC+2アスビでかなりいい乱数で倒せる。(乱1 81.3%)

などである。

技構成に関しては、いたって普通なので省略。

構築のエースというより構築で重いポケモンを襷を盾に対面処理しつつ、裏に負荷をかけるという使い方が多かった。

選出率2位

 

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ランドロス@拘り鉢巻

特性:威嚇

性格:意地っ張り

実数値:191(212)-213(+228)-114(28)-x-102(12)-115(28)

H:16n-1

HB:陽気鉢巻ウーラオスの暗黒強打を最高乱数切って耐え

HD:眼鏡ムゲンダイナのダイマックス砲を最高乱数切って耐え

S:耐久振りホウオウやランドロスミラーでS判定から持ち物を推定できる28振り

余りA

技構成:地震/ストーンエッジ/馬鹿力/蜻蛉返り

 

威嚇+蜻蛉返り+無効タイプ2つという優秀な性能を持った構築内の潤滑油。

鉢巻を持っているおかげで蜻蛉返りのダメージも馬鹿にならず、ダメージレースを優位に進められる性能があった。

技構成はフルアタ型としては、いたって普通なので省略。

このポケモンで相手を削って裏の黒バドの圏内に入れたり、威嚇を駆使したサイクル、想定外の火力の押し付けによるeasywinの量産、さまざまな場面で活躍してくれた。

エッジを当てられさえすれば最強ポケモンだった。

選出率3位

 

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カプ・レヒレ@食べ残し

特性:ミストメイカ

性格:臆病

実数値:177(252)-x-143(60)-115-150-143(+196)

H252振りで16n+1

S:準速90族抜き

余りB(特化マンムー地震を残飯の回復込みで最高乱数2回以外2耐え)

技構成:波乗り/ドレインキッス/挑発/瞑想

 

この構築の真のエース枠。

ザシアンの取り巻きに瞑想込みでかなり強いこと、火力のないサンダーがかなり多かったこと、黒バドの苦手な悪タイプに強く出られること、これらの理由により選出していない試合の方が少ないほど選出していた。

技構成に関しては、タイプ一致打点であり等倍範囲の広い波乗り、相手を詰ませにいける瞑想、瞑想と合わせて場持ちの良くなるドレインキッス、有象無象に刺さる挑発で完成。

Sに振ったドレインキッス型のおかげで環境に蔓延していた鉢巻ウオノラゴンに後投げができるところも偉いところだった。

間違いなくこの環境最強ポケモン

選出率1位

 

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悪ウーラオス@突撃チョッキ

特性:不可視の拳

性格:意地っ張り

実数値:175-195(+220)-120-x-112(252)-122(36)

D全振り、4振りサンダー抜きまでSに振り、残りA

技構成:暗黒強打/インファイト/ストーンエッジ/不意打ち

 

相手の黒バドを対策するために、黒バド+相手の黒バド対策の悪ノーマルに打点が持てて、黒バドの上から動けるポケモンを探していたところ、対戦相手が使っているのを見て、条件に当てはまっていたので採用した。

技構成はコンセプト上、暗黒強打、インファイト、不意打ちは確定として、残りはよく後投げされるサンダーを触らずに攻撃できる技として、ストーンエッジを採用したが、終盤にたまに見たカプ・ブルルを意識して毒突きにしてもよかったかもしれない。

そこだけは反省点である。

しかし、コンセプト通り、択さえ負けなければ黒バド入りに簡単に勝てる構成だった。

あと、構築で重いカイオーガ入りにもたまに選出した。

選出率5位

 

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ウインディゴツゴツメット

特性:威嚇

性格:腕白

実数値:191(204)-130-145(+252)-x-107(52)-115

H:実数値16n-1

B:特化

余りD

技構成:フレアドライブ/インファイト/朝の陽差し/吠える

 

ザシアンにほぼ無限回後投げできて、ヌオーよりも汎用性のあるポケモンとして採用した。

普通のゴツメウインディは火炎放射や鬼火が入っているイメージがあるが、火炎放射だと、ザシアンに後投げしたとき剣舞されると逆に返り討ちになってしまう可能性があり、フレドラを採用した。

鬼火の枠は、ザシアンとバンギラスが並んでる構築の場合、バンギラスウインディから打点がなく、さらに天候が砂嵐になることで日差しの回復量が落ち、ザシアンへの受け出しが安定しなくなることを考え、そういう構築相手には早めの展開を作れるようにインファイトを採用した。

また、吠えるは起点回避に使えたり、ジオコンゼルネへの少ない対抗手段になったりするので採用した。日差しは言うまでもなく、場持ちと繰り出し回数の確保のためである。

数々のザシアンの自慢の剣をへし折ってくれた。個人的に最強のザシアン受け。

選出率4位

 

4.各メジャーな軸への選出と体感勝率

ザシアン軸(黒バドorランド、レヒレウインディ) 勝率7~8割

メタモン入りにはランドロス、それ以外には黒バドを選出していた。

 

ムゲンダイナ軸(エルレ、ランド@1(黒バド多め))勝率6割

エルレイドとバンギラスの対面を作って剣舞したら簡単に勝てるイメージがあった。

 

カイオーガ軸(エルレイド以外から3匹) 勝率3~5割

スカーフカイオーガの場合は構築上かなり重いので負け覚悟で大胆なプレイをしていた。

スカーフ以外のカイオーガ軸は、選出順番が噛み合えば、五分に近い勝負はできた。

 

黒バド軸(黒バド、ランド、レヒレラオスから3匹) 勝率5割

噛み合うか噛み合わないかの試合が多かった。

 

ゼルネアス軸(黒バド、レヒレウインディ、ランドから3匹) 勝率5~6割

ヒレで上から挑発出来たり、吠えるが決まれば割と簡単に勝てるイメージ

そううまくいかないんですけど。

 

イベルタル軸(黒バド、ランド、レヒレが多め) 勝率6割

初手にイベルが来ることがほとんどなので、ランドでエッジ当てれば勝てる。

構築にガブリアスがいるときはその方法は取れなかった(剣舞の起点にされるため)。

 

5.最後に

このシリーズ10の3か月を通して、ほぼ黒バドを使ってきたが、一般ポケモンが頑張る必要のある試合が多く、難しい禁止級伝説枠だと感じました。

11月からの竜王戦環境は元々この環境が好きでないのと、やりたい他ゲームができてしまったので、高順位目指して潜るようなことはないと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。