【SVシーズン36最終131位】バドホウオウ~イバンエルレイドを添えて~

こんにちは。ものまと申します。

最終2桁でもないですが、最終日に8時間ほど2桁後半から100位代で戦い続けられて、一応最高レートでは2桁圏内ではあったので、記念に筆を執りました。よろしくお願いします。

 

使用構築

 

結果

最高レート(左)最終レート(右)

 

構築経緯

まず1匹目の伝説枠に求める性能として、黒バドミライコライのいわゆるTier S伝説にある程度動けて、汎用的に選出できるポケモンが欲しいと考えた。Tier Sの中でも特に黒バドは型が無限に存在し、それぞれの型によって異なる対処法を求められることが多いが、それをテラス込みであるがほぼ全対応することが可能なホウオウを伝説の1匹目として採用した。

 

ホウオウの相方として、ホウオウでの詰ませの補助ができるポケモンかつホウオウの聖炎で焼くことで疑似的にサイクル加入できるポケモンを考えた。トリックでの詰ませの補助、火傷のスリップダメージとAダウンが噛み合うことから、黒バドレックスを2匹目に採用。型はスカーフフェアリーテラスとすることでホウオウと合わせてコライドンの一貫を切ることができる。

 

3匹目、4匹目には、ホウオウサイクルをより堅牢にするための受け駒を考えた。

まず、ホウオウが対面すると苦しい展開になるミライドン、カイオーガ、水ウーラオス、キラフロルなどへの引き先が必要であった。その条件に当てはまり、SV通して使い続けて信頼度も高いドオーを採用。毒菱を回収でき、本人が毒菱を撒ける点も評価。

ホウオウだけでは物理方面の受けに不安が残り、ザシアンやパオジアンなどドオーが盤面に残っているときに高火力積みアタッカーと対面してしまったときの対策も必要であったため、ヘイラッシャを採用。

 

ここまでの4匹を軸にしてそこそこの勝率では戦えていたが、一部の並びに勝率が安定しなかったため、そこを残りの枠で補強することにした。

ここまでで苦しい構築を列挙すると、

1.ノーマルアルセウス絡みの積み

2.白バド絡み

3.ホウオウ軸ミラーの解決策(高耐久サイクルへの崩し手段)

4.対面的な選出のできるポケモン

5.キョジオーン入りへの回答

が挙げられた。

このうち、これらの要素をある程度満たしつつ、最も重要な5を満たすポケモンとして隠密マントを持った剣舞悪ウーラオスを悪テラスで採用。

 

最後に、白バドミライに対してまだ不安があったため、白バドもミライドンも相手できる対面駒として相棒枠のエルレイドを採用して完成とした。

 

個体解説

gallade 色違い

エルレイド@イバンのみ

テラスタイプ:鋼

特性:切れ味

性格:意地っ張り

実数値:175(252)-165(+36)-85-x-135-128(220)

調整

H:16n-1

A:H252ミライドンを確定2発ライン

S:あまり

技構成:聖なる剣/挑発/道連れ/トリックルーム

 

相棒枠
今回はミライドン+白バドを対策するポケモンとして採用。

動きとしては、初手のミライドンに合わせて、聖剣+イバン聖剣で突破した後に道連れで裏の遅いポケモン(白バドなど)と相打ちになることで、机上論では伝説2匹と12交換する。

電気テラバ、宿り木、鉢巻、トリルアンコなど、さまざまな型がある白バドを受けることは困難だと考え、このような型にした。結果的に、対白バドミライの勝率はかなり上がったため、構築の最後のピースとして貢献していたと思う。

 

calyrex-shadow 通常

黒バドレックス@拘りスカーフ

テラスタイプ:フェアリー

特性:人馬一体

性格:控えめ

実数値:197(172)-81(最低値)-111(84)-216(92+)-121(4)-190(156)

調整

HB:特化コライドンの逆鱗確定耐え

HD:特化ミライドンのイナドラ(流星群)確定耐え

S:最速アルセウス抜き

C:あまり

技構成:アストラルビット/サイコキネシス/ドレインキッス/トリック

 

環境最速の馬

コンセプト的にスカーフトリック型かつフェアリーテラスで採用した。

フェアリー技枠はホウオウの火傷の攻撃ダウンを活かすためにドレインキッス。

黒バドを最終的に通して勝つ試合とホウオウサイクルをトリックでサポートする試合が同程度に発生していたためポケモンの選択としては間違っていなかったように思う。

ただ、スカーフ型の欠点としてプレートアルセウスやホウオウ、アローラベトベトンなどどうしても崩せないポケモンがいるため、そこが難しい印象。

 

ho-oh 色違い

ホウオウ@厚底ブーツ

テラスタイプ:ノーマル

特性:再生力

性格:腕白

実数値:213(252)-150-151(220+)-x-174-115(36)

調整

HB:特化コライドンの炎テラス晴れフレアドライブをほぼ2耐え(96%くらい)

S:あまり(ミラー意識)

技構成:聖なる炎/守る/吹き飛ばし/自己再生

 

不死鳥

よくあるHBホウオウだが、ミラーで上から吹き飛ばすためにSにかなり努力値を回している。守るはメテオビームなどの役割破壊技の有無を確認したり、スリップダメージを重ねたり、釣り交換のケアをしたり様々な場面で役に立った。しかし、ホウオウの守るが一般化した現状では、まだホウオウの守るを見ていない段階から守るが警戒されており、ホウオウの守るを見てからメテオビームを使われるなど、一つ目の利点が利点として活きるにも何かしらの工夫がいるようになってきたと感じた。

 

urshifu-single-strike 通常

悪ウーラオス@隠密マント

テラスタイプ:悪

特性:不可視の拳

性格:意地っ張り

実数値:191(124)-200(252+)-128(60)-x-81-126(68)

調整

A:特化

HB:ホウオウの無振りブレバ確定耐え

S:あまり

技構成:暗黒強打/インファイト/不意打ち/剣の舞

 

破壊枠

バドホウオウの最大の課題としてキョジオーンが挙げられるが、それを解決したのがこの悪ウーラオス

キョジオーンを対策するという点だけであればマント×積みの要素があればなんでもよいが、ゴテラ呪いを考慮すると遂行速度も重視されるため、素の火力も欲しかった。そこで隠密マントを待った剣舞悪ウーラオスを考察。キョジオーン突破後も先制技のリーチが長いことにより一度剣舞を積むと2体近く倒す展開も多かった。

また、崩し手段を持つポケモンとして見ても、SV全体を通してフェアリーはテラスタルで作ることが多いため、他のポケモンにテラスを切らせていたり、交代の場面だったりではウーラオスの強打やインファイトが一貫することが多い。副産物として、一般的な型でルギアに強い。

採用当初は信頼度の低さからキョジオーン入りにしか投げないような枠であったが、このポケモンを投げて対面的に勝つ体験をして信頼度が増した結果、全体の勝率も上がった。

 

dondozo 色違い

ヘイラッシャ@食べ残し

テラスタイプ:フェアリー

特性:天然

性格:腕白

実数値:225-152(252)-183(252+)-x-86(4)-55

調整

H:16n+1

A:地震でB4コライドンの身代わりを割れるライン

B:なるべく物理方面の耐久力を高めるために特化

技構成:アクアブレイク/地震/眠る/守る

 

地面を割らない健全な鯰

受けきることより相手を削って(倒して)勝利することに重点を置いた。

ホウオウラッシャサイクルを崩す手段として、

1.電気テラバーストによる崩し(電気テラスパオジアンなど)

2.身代わりを絡めた崩し(身代わり気合パンチウーラオス、身代わりスケショコライドンなど)

3.設置技を使ってラッシャが受からない場面を作る(ステロ撒き菱+ザシアンなど)

が主であると認識しているが、そのうち1と2に対して、Aに努力値を割いた地震が明確に強い。

水技に関しては、Hを削っていることから反動ダメージを考慮してアクアブレイクを採用した。

 

clodsire 色違い

ドオー@黒いヘドロ

テラスタイプ:悪

特性:貯水

性格:穏やか

実数値:237(252)-72(最低値)-96(124)-71(44)-144(84+)-41(4)

調整

HB:特化鉢巻ウーラオスインファイトを黒いヘドロの回復込み2耐え

HD:特化カイオーガの冷凍ビームを黒いヘドロの回復込みほぼ2耐え

C:H実数値191のウーラオスの身代わりをヘドロ爆弾でほぼ割れるくらい

S:あまり

技構成:ヘドロ爆弾/毒菱/守る/自己再生

 

種族値界のヒーロー

ホウオウと合わせて受けを成立させることができ、毒菱を回収しながら毒による削りができる点を評価して採用。

ホウオウに対してキラフロルをよく投げられるので、毒菱を撒かせないように特殊技かつ風船フロルに触れられるようにヘドロ爆弾を採用。挑発アルセウスに毒を入れる手段にもなる。副産物としてウーラオスの身代わりを破壊することができることが多いため、サイクルを崩させない。

毒地面と貯水の組み合わせによる独特な耐性と毒菱による崩しの補助で活躍していた。

 

各伝説の対応方法

黒バド

ノーマルテラスホウオウかスカーフ黒バド

 

コライドン

フェアリーテラス×炎半減

 

ミライドン

ホウオウorフェアリーテラス×ドオー

 

ザシアン

ホウオウ×ヘイラッシャ

 

ホウオウ

ウーラオス

 

物理アルセウス

黒バドとホウオウ

 

特殊アルセウス

ドオーとホウオウ

 

白バド

エルレイドやウーラオス

 

ルナアーラ

黒バド×ホウオウ

 

カイオーガ

ホウオウとドオー

 

ムゲンダイナ

黒バドとドオー

 

ルギア

ウーラオス

 

重いポケモン

守る持ちムゲンダイナ、フェアリーアルセウス×ホウオウなどの受け

 

あとがたり

ここまで読んでいただきありがとうございました。

12月は実質SVのラストシーズンのような雰囲気を感じますが、年末がかなり忙しくなりそうなので構築記事にして公開しました。

バドホウオウはプレイング次第で無限の選択肢がとれて楽しい構築なので使ってみてください。

質問などありましたらTwitter(@monoma_gallade)のDMまでよろしくお願いします。

【SVシーズン19最終56位】受け攻めバドディンムドー

初めましての方は初めまして、そうではない方はお久しぶりです。ものまと申します。今回はSVシーズン19にて、満足のいく成績を取ることができたので、構築記事を書かせていただきました。よろしければご覧ください。

 

 

1.結果

TNものま レート2092 最終56位

 

2.構築経緯

伝説枠は見た目と性能が好みな黒バドレックスを採用。
シーズン中盤くらいまで黒バドドヒドディンルーを使っていたが、ドヒドイデが物理受けとして機能していないどころか、起点にされる展開がかなり多かったため、基本選出にするのは悪手だと考え、代わりの物理受けとしてエアームドを採用し、黒バドディンルーエアームドを基本選出とした。

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次にエアームドが物理受けとして機能しない場面を考えたときにコライドン軸が考えられたためコライドン軸に対して勝ちを拾えそうかつある程度汎用性を落とさない物理受けポケモンとしてフェアリーテラバを採用した水ウーラオスを採用。

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ここまでで毒菱に耐性がなく、ハバタクカミも重いためやんわりと解決できそうなドヒドイデを補完枠として採用。最後に相棒枠のエルレイドを受け構築への回答として採用して構築の完成とした。

 

3.個体解説

エルレイド@ラムのみ

テラスタイプ:ステラ

特性:切れ味

性格:意地っ張り

実数値:159(124)-194(+252)-85-x-135-117(132)

調整

H:16n-1

A:特化

S:大体の遅いホウオウを抜けそうなライン

技構成:聖なる剣/サイコカッター/トリプルアクセル/ストーンエッジ

相棒枠
今回は受けループと眼鏡じゃなさそうなテラパゴスを倒してもらうポケモンとして採用した。
技構成は一致技で特性補正の乗る聖なる剣とサイコカッター、ホウオウに撃つストーンエッジグライオンに撃つトリプルアクセル
トリプルアクセルの枠はヘイラッシャ意識でリーフブレードだったが、終盤に当たった匿名受けルーパーがトリプルアクセルを完全に切った立ち回りをしていたので刺さると思い採用した。

テラスタイプは技の威力を上げられることを加味し、ステラとした。
出しどころは限られていたが、出した際にはしっかりと仕事をこなしてくれた。しかし、やってることはほぼ初見殺し(特に対ホウオウ軸)なのでこの記事を公開することによって刺さらなくなるのは懸念点。

 

黒バドレックス@拘りスカーフ

テラスタイプ:ゴースト

特性:じんばいったい

性格:控えめ

実数値:183(60)-81(最低値)-104(28)-238(+252)-121(4)-191(164)

調整

HB:陽気パオジアンの氷柱+礫をほぼ耐えるライン(97%)

HD:控えめイーユイの炎テラス火炎放射を確定耐え

  S:最速トドロクツキ、準速135族意識のポケモンに抜かれなそうなライン

  C:特化

技構成:アストラルビット/サイコキネシス/草結び/鬼火

エース枠兼展開補助枠

初手に投げてゴーストテラスアストラルビットや鬼火で展開有利を取りに行く動きもディンルーやエアームドで場を荒らして後発から一貫を取りに行く動きもどちらも強かった。シーズン中盤までは臆病スカーフで使っていたが、火力不足を感じる場面がかなり多かったためバドレックスミラーのスカーフは裏でケアすることにし、その他に対してより高い火力を押し付けられる控えめに変更した。控えめが有効に働く例としては、ASコライドンがテラスアスビで確定1発、H252振りチョッキミライドンが確定2発、CSイーユイをアスビ+テラスアスビで確定などである。Sを落としたことによるデメリットは一切感じなかったため、スカーフ黒バドレックスのよくある調整に最速ツツミ抜きがあるが、控えめスカーフも十分考慮に値すると思う。

技構成はタイプ一致のアストラルビットとサイコキネシス、ディンルーやガチグマなどに撃つ草結び、受けの補助になったり、自身が詰める際に有効に働くことのある鬼火を採用した。

どの構築にも投げていけるポケモンでほぼ全試合で選出した。速くてパワーのある最高のポケモン

 

ウーラオス(連撃)@パンチグローブ

テラスタイプ:フェアリー

特性:不可視の拳

性格:意地っ張り

実数値:207(252)-167(+12)-151(244)-x-80-117

調整

A:フェアリーテラバースト+アクアジェットで晴れ下のH4ハバタクカミを82%で落とせるライン

H:16n-1

B:あまり

技構成:水流連打/ドレインパンチ/アクアジェット/テラバースト

エアームドを投げづらい構築に対して代わりに投げる物理受け枠

主にママンボウやヘイラッシャのいないコライドン軸に多く選出した。

フェアリーテラスが物理耐久の高いポケモンと相性がいいのは言うまでもなく、テラバースト採用によりコライドンを一方的に倒すことができていた。また裏のガチグマやディンルーに対して大きな打点を持っているのも評価ポイント。

技構成はテラバースト以外は一般的なパングロラオスなので割愛。

(余談だが、Aの調整を考えているときに持ち物の設定に神秘の雫を設定していたことに気づかずに神秘の雫込みのダメージ計算をしてしまっていた。意地っ張りA12振りは神秘の雫持ちのテラバアクジェで晴れ下CSカミが確定ライン。)

 

ドヒドイデ@メンタルハーブ

テラスタイプ:フェアリー

特性:再生力

性格:腕白

実数値:157(252)-83-224(+252)-x-163(4)-55

調整

HB特化

技構成:毒突き/毒菱/黒い霧/自己再生

補完枠

毒菱を撒きたい壁構築やエアームドを投げづらい炎オーガポン入り、コライドン軸などにたまに投げた。

あまり投げないポケモンであるが、見た目上毒タイプがいるというのが大きいのか毒菱枠の選出抑制になっていた(?)かもしれない。

技構成は挑発カミに抗えるように毒突きを採用したが、その他はよくある構成である。

この枠はもう少し良いポケモンがいたかもしれない。

 

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ディンルー@突撃チョッキ

テラスタイプ:鋼

特性:災いの器

性格:意地っ張り

実数値:231(4)-174(+228)-146(4)-x-132(252)-68(20)

調整

ADをベースにチョッキディンルーミラーで上を取れるように少しSに回した。

技構成:地震/ヘビーボンバー/岩石封じ/カタストロフィ

鹿の化け物枠

ミライドンと黒バドレックスをはじめとした特殊全般を見るポケモンとして採用。

序盤は残飯を持たせてステロ撒き菱していたが、数的不利を黒バドレックスで捲れない試合が多発したため、自身が殴っていける型に変更した。

有限ポケモンであるため、ミライドン軸には初手ミライドンを読んで初手に投げるなど、できるだけ受け出しする回数を減らすように意識していた。

技構成はタイプ一致技の地震、フェアリーテラスされたときやテラス込みで高打点になりうるヘビーボンバー、有利対面をとったときに問答無用で体力の半分を削るカタストロフィ、スカーフ黒バドや軽業オオニューラなどのケアができる岩石封じを採用した。

このポケモンの超耐久とほぼA特化による受けポケモンとは思えない火力に何度も救われた。

 

エアームドゴツゴツメット

テラスタイプ:草(最終日までは水)

特性:頑丈

性格:腕白

実数値:172(252)-76-211(+252)-x-90-91(4)

調整

HB特化

技構成:ボディプレス/ステルスロック(最終日前まで撒き菱)/吹き飛ばし/羽休め

物理受け兼展開枠

構築の物理受けとしてドヒドイデの代わりに採用した。

ドヒドイデの代わりに求める性能として、起点にならない、展開ができる、何かしらの方法で一撃技耐性があることを考えていたが、そこに合致したのがこのポケモンだった。

テラスタイプは元々水流連打に耐性のできる水で使用していたが、キノガッサが増えてきたように感じたり、相手のチオンジェンに不利展開を強いられることが多かったりしたため、最終日に草に変更したが一度も使用していない。

技構成は黒バドレックスが誘うノーマルテラスにリスクをつけられるボディプレス、カイリューを意識してステルスロック、相手の展開を阻止できる吹き飛ばし、体力管理の羽休めで完結した。最終日前までは撒き菱が通らないポケモンエアームドを倒せないと考え、ステルスロックの枠を撒き菱で使用していたが、カイリューがサイクル下で削れないことが試合に響くことがそこそこの割合で発生したため、ステルスロックに変更した。

使用率はそれほど高くないし、実際に対戦していてもほぼ見ないポケモンであるが、本構築の物理受け兼展開枠として大いに活躍してくれた。

 

4.主な選出

メジャーな伝説に対するよくしていた選出を記述する。

vs黒バド

黒バド、ディンルー、エアームド(毒菱が見える場合はたまにドヒドイデ

vsコライドン

黒バド、ウーラオス、ディンルー(暁ガチグマがいなかったらたまにドヒドイデ

vsミライドン

黒バド、ディンルー、エアームド

vsザシアン

黒バド、ディンルー、エアームド

vs受けループじゃないホウオウ

黒バド、ドヒドイデ、ディンルー

vs受けループ

エルレイド、黒バド(たまにディンルー)、エアームド

vs白バド

黒バド、ディンルー、エアームド

vsカイオーガ

黒バド、ディンルー、エアームド(ウーラオスが見えたらたまにドヒドイデ

vsテラパゴス

展開系はエルレイド、ドヒドイデ、ディンルー

拘り系は黒バド、ディンルー、エアームド

vsルナアーラ

黒バド、ディンルー、エアームド

 

5.重いポケモン

ノーマルテラス黒バドレックス

拘ってない黒バドレックスの処理をスカーフ黒バドレックスに一任する展開になりやすいため、一瞬で負ける。

眼鏡ハバタクカミ

ドヒドイデとディンルーの相性補完で何とかできればまだ多少はマシ

ミミッキュ

物理受けのエアームドミミッキュを削れないため好き放題されてしまう。

 

6.あとがたり

やっとSV環境で最終2桁をとることができました。奇遇にも剣盾で初めて最終2桁をとったときもシーズン19だったので新環境に慣れるのに1年半はかかるのかもしれません…

また黒バドが勝てない僕を救ってくれました。

一応レンタル構築は公開していますが、使用はおすすめしません。

ここまで見ていただきありがとうございました。

質問などありましたらTwitter(@monoma_gallade)のDMまでよろしくお願いします。

 

※7/2 黒バドレックスの特殊方面の耐久ラインについて思い出したので追記

【SVシーズン4シングル最終314位】セグカミエルレ

初めましての方は初めまして、そうではない方はお久しぶりです。ものまと申します。

今回はSVシーズン4で使っていた構築の記事を書かせていただきます。よろしければご覧ください。(以下常体)

f:id:monoma_gallade:20230401162629j:image

(サムネ用)

 

  1. 結果
  2. 構築のコンセプト
  3. 構築経緯
  4. 個体紹介
  5. 主な選出パターン
  6. 重いポケモン
  7. あとがたり

1.結果

TNものま 最終314位 (最終レート2032)


f:id:monoma_gallade:20230401162644j:image

 

2.構築のコンセプト

エルレイドを活躍させる

・サイクルと対面の要素を取り入れる

・一撃必殺に頼らない

 

3.構築経緯

まず、相棒枠としてエルレイドを対面枠兼崩し枠として採用。
次に、9世代になって全く勝てていなかった原因を探るため、過去に自分が勝っていたときの構築を分析した。そのときに使っていた構築の形から高速アタッカー+物理受け+特殊受けの形を構築に取り入れることにし、それぞれハバタクカミ、アーマーガア、ドオーを採用した。
ここまででテツノツツミが重く、水の一貫もあること、エルレイドと共に選出して強く使える対面枠が欲しかったのでチョッキセグレイブを採用した。
最後に、アーマーガアで受けきれない炎や電気タイプの物理に鬼火でごまかしながらサイクルの駒にもなれるポケモンとして水ロトムを採用して構築の完成とした。

 

4.個体紹介

Pokémon-Icon 475.png

エルレイド@命の珠

テラスタイプ:鋼

特性:切れ味

性格:意地っ張り

実数値:149(44)-182(+164)-115(236)-x-136(4)-108(60)

調整:

HB:特化セグレイブの巨剣突撃を最高乱数切り耐え

S:4振りFCロトム抜き

余りA

技構成:聖なる剣/サイコカッター/リーフブレード/フェイント

 

今作でなぜか大きく強化された相棒枠。
巷では襷が流行っているらしいが、私が襷アンチであることと構築に崩し要素を求めたため、かなり異質な型での採用になっている。
テラスタイプは、素の弱点との補完を考え鋼にした。
技構成はタイプ一致打点の聖なる剣とサイコカッター、構築で重い水タイプ(ヘイラッシャ、水ロトムマリルリなど)への打点としてリーフブレード、最後に対面性能を担保する先制技のフェイントを採用した。
特にフェイントに関しては、影撃ちと比較した際の明確なメリットとして、
・優先度が+2である
・非接触技である
ことが挙げられる。このエルレイドは耐久に努力値を割いているせいで、同じ優先度同士の技で撃ち合うときには上をとれないため、優先度+2のフェイントを採用した。また、非接触であるため、ガブリアスやゴツメ持ちとの対面にてダメージを受けないことが有利に働くことが何度かあった。
逆にデメリットとして、
・ゴーストタイプに通らない
・威力が10低い
ことが挙げられるが、それは持ち物や構築全体でカバーすることにしていた。
命の珠による予想外の火力で相手を倒したり削ったりして、構築の対面枠兼崩し枠として貢献してくれた。

 

ハバタクカミ@拘りスカーフ

テラスタイプ:ゴースト

特性:古代活性

性格:控えめ

実数値:149(148)-x-97(172)-194(+172)-156(4)-157(12)

調整:

HB:特化セグレイブのテラス地震確定耐え

S:最速90族抜き(スカーフコノヨザル意識)

余りC

技構成:シャドーボール/ムーンフォース/サイコショック/滅びの歌

 

高速アタッカー枠。
前述した構築経緯にもあるように、過去の自分の記事を参考に、高速アタッカー枠として採用。テラスタイプは、元々フェアリーで使っていたが、フェアリーの通りがあまりよくないと感じたので最終日夜にゴーストに変更した。
技構成は、タイプ一致打点のシャドーボールムーンフォース、気持ちばかりの毒タイプへの打点としてサイコショック、バトン構築などの面倒な構築や詰めに使える滅びの歌を採用した。
サイコショックに関しては、テツノドクガ以外にはほぼ撃ってないし、そもそもサイコショックで拘ることが全く強くないので他の技を採用した方がいいかもしれない。
このポケモンを使って思ったが、他のポケモンで相手をうまく削りながらこのポケモンの一貫を作る動きがとても大切であると感じた。

 

Pokémon-Icon 998.png

セグレイブ@突撃チョッキ

テラスタイプ:炎

特性:熱交換

性格:意地っ張り

実数値:191(4)-216(+252)-112-x-106-139(252)

調整:AS

技構成:巨剣突撃/氷柱針/テラバースト/氷の礫

 

対面枠
テツノツツミのタイプ一致打点両方にそれなりに耐性があり、先制技も使えて攻撃力も高いため突撃チョッキを強く使えると考え採用。
ハバタクカミやドラゴン勢の影響か、鋼タイプや鋼テラスタルがかなり多いと感じ、特に浮遊勢の鋼テラスタルがかなり苦しかったため炎テラスタル
技構成はごく普通の炎セグレイブなので割愛。
一度なら受け出しが効いたり、高火力+先制技の対面性能もあったりとチョッキを持たせた対面枠としてとてもスペックの高いポケモンだと感じた。

 

Pokémon-Icon 479b.png

ロトム@オボンの実

テラスタイプ:鋼

特性:浮遊

性格:図太い

実数値:157(252)-x-174(+252)-125-128(4)-106

調整:HB

技構成:ハイドロポンプ/ボルトチェンジ/イカサマ/鬼火

 

過労死枠
アーマーガアで見ることの出来ない物理を見るために採用したが、対戦を重ねていくうちにアーマーガアより信頼して選出していた。
テラスタイプは特性と合わせてドラゴン勢に強くなる鋼。
技構成は普通のHB水ロトムなので割愛。
ハイドロポンブも鬼火も命中不安で毎回撃つ度にひやひやしていたが、当てれば裏のサポートにもなるし、ボルチェンでの対面操作も強く、かなり使用感がよかった。

 

Pokémon-Icon 823.png

アーマーガア@ゴツゴツメット

テラスタイプ:草

特性:ミラーアーマー

性格:腕白

実数値:205(252)-107-172(+252)-x-106(4)-87

調整:HB

技構成:ブレイブバード/ボディプレス/蜻蛉返り/羽休め

 

 

物理受け枠
鋼/飛行という優秀なタイプと蜻蛉返りによる対面性能を評価して物理受け枠として採用したが、実際には、見えない炎/電気テラスタルに崩されたり、特殊アタッカーの起点になったりしてかなり使い方が難しかった。

テラスタイプはキノガッサに強く出られるように草にしたが、ほぼ切ってないのと炎キノガッサがかなり増えていたので草は悪手だった。
技構成は、安定打点のボディプレス、対面操作出来る蜻蛉返り、飛行ドドゲザンを早く削ったりゴースト勢への打点になるブレイブバード、役割遂行のための羽休め。
アーマーガアで受けきるという思考からアーマーガアで削るという思考に変えることによって多少使いやすくなった気がするので、アーマーガアを今作で使う上で大事な考え方なのかもしれない。

 

Pokémon-Icon 980.png

ドオー@隠密マント

テラスタイプ:悪

特性:天然

性格:慎重

実数値:223(140)-95-96(124)-x-166(+244)-40

調整:

H:16n-1

D:特化-1(Dを1削ってBに回せばドラゴンアローの乱数が大きく変わったため)

余りB

(シーズン2の流用個体)

技構成:地震/毒菱/鈍い/自己再生

 

特殊受け枠
特殊耐久がそこそこあり、電気の一貫が切れ、毒菱も回収できるポケモンとして採用したが、順位を上げていくにつれて選出出来なくなっていったポケモン
構築全体でキョジオーンが重いため、隠密マントを持たせた。隠密マントは技の被弾回数が増えがちな受け駒に持たせたいという思考から離れられなかった。
テラスタイプはクエスパトラに強く出られる悪。
技構成はタイプ一致打点の地震、キョジオーン対面などから崩しに移行できる鈍い、高耐久ポケモンへの崩しになる毒菱、役割遂行のための自己再生。
浮いているポケモンに何も出来ない関係上、なかなか選出に踏み切れなかった試合が山のようにあるので、何かしらの工夫が必要だった。

 

5.主な選出パターン

主な選出パターン
ハバタクカミ+アーマーガア(水ロトム)+ドオー  (サイクル選出)

エルレイド(ハバタクカミ)+セグレイブ+水ロトム(アーマーガア)  (アタッカー2匹+クッション選出)

エルレイド+ハバタクカミ+セグレイブ
(対面選出)

 

6.重いポケモン

コノヨザル
ドラテカイリュー
ゴーストテラス呪いキョジオーン
サーフゴー
アラブルタケ
キノガッサ
などなど。

 

7.あとがたり

元々は高速アタッカー+物理受け+特殊受けから組み始めたが、相手の崩しに対抗できなかったため、アタッカー2匹+クッション選出か対面選出に頼っていた。構築を組み直す必要性をひしひしと感じていたが、月の終盤にあったハピナスレイド後から潜り始めたため時間がなかった。煮詰められたらもう少し上にも上がれたような気もする。
ここまで見ていただきありがとうございました。

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のDMまでよろしくお願いします。

 

 

 

 


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(たよれるあいぼうって二つ名いいよね)

【剣盾S33シングル最終68位】黒バドザシエルレ -returns-

初めましての方は初めまして、そうではない方はお久しぶりです。ものまと申します。

今回は剣盾S33にて、満足のいく成績を取ることができたので、今後役に立たないと思いますが、記念に構築記事を書かせていただきたいと思います。よろしければご覧ください。


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(サムネ用)

 

構築の並びです。

  1. 結果
  2. 構築のコンセプト
  3. 個体紹介
  4. 主な選出パターン
  5. 苦手な並び
  6. あとがたり

 

1.結果

  TNものま 最終68位 R2004

 

2.構築のコンセプト・作成経緯

構築のコンセプト・作成経緯はこちらをご覧ください。

monoma-gallade.hatenablog.com

 

3.個体紹介

初めに上記の構築記事から変更した点を紹介する。

エルレイドの型を完全に変更し、重めだった対ダイナホウオウに特化した。

・黒バドレックスのCを落とし、Sをスカーフ補正込み最速砂かきノラゴン抜き(S実数値186)まで上げた。ワイドフォース、リフレクターをほとんど撃たなかったためサイクルに負荷をかける未来予知、相手の行動を縛るトリックに変更した。

・ザシアンのAを削り、特殊方面の耐久をオーガの潮吹き最高乱数以外耐えまで上げた。ダイナイベルなどの受けループとは違うダイナの処理に手間取っていたため、崩しの要素になる剣舞を採用した。その関係上、剣舞後にサンダーと対面したときに倒せる技が欲しかったため、じゃれつくを採用した。

・化身ボルトロスの特殊方面の耐久がダイマ後特化カイオーガの潮吹き耐えだったが、スカーフ型は最速しかいなかったため臆病潮吹き+珠ダメ確定耐えに抑えて、余りをBに回した。ダイマ後に後投げされる地面タイプに無抵抗だったため、草結びを採用した。

バンギラスの型をホウオウ入りに投げられるようにテンプレのねむカゴ型に変更した。

・ヌオーの毒々をジガルデとその取り巻きに強くするためグロウパンチに変更した。

 

エルレイド@達人の帯

特性:正義の心

性格:陽気

実数値:145(12)-177(252)-86(4)-x-136(4)-143(+236)

調整

   S:準速90族抜き

HD:眼鏡ダイナのダイマックス砲最高乱数切り耐え

   A:あまり

技構成:インファイト/思念の頭突き/ストーンエッジ/リーフブレード

愛で採用した相棒枠。

汎用性より特定の構築への選出のしやすさを意識した方が活躍できると思い、対ダイナホウオウに特化させた。

エルレイドは一般的な受け構築において、ムゲンダイナ以外には上から攻撃することが出来、上から攻撃できないムゲンダイナに関してはタイプ一致の効果抜群打点と素で高い特殊耐久によって行動保障があるため、対受け構築、特にダイナホウオウに圧倒的に強いというのが強みだと考える。環境に着いていけないポケモンを構築に組み込むには、やはり特定の並びや構築へのメタ枠として採用するのがいいと思う。

最終日付近まで剣舞を採用した型で使っていたが、受け構築を崩すのに剣舞はいらないと思いこの技構成になった。

 

黒バドレックス@スカーフ

特性:人馬一体

性格:控えめ

実数値:191(124)-×-124(188)-213(+68)-121(4)-186(124)

調整

  H:16n-1

HB:特化ザシアンの巨獣斬を約82%で耐え(最低限のザシアンへの対面性能の確保)

  S:最速砂かきノラゴンをスカーフ補正込みで抜けるライン

  C:あまり

技構成:アストラルビット/未来予知/リーフストーム/トリック

エルレイドの相方として採用したいつもの黒バドレックス。

一度最速砂かきノラゴンに上を取られて負けたため、そこを意識してSラインを上げた。

未来予知は威力140のダイサイコとして役立った場面は多々あったが、トリックはほとんど撃っていないため、この構築においてはダイウォール媒体になる変化技なら何でもいいような気がした。

 

Pokémon-Icon 888a SWSH.png

ザシアン@朽ちた剣

特性:不撓の剣

性格:意地っ張り

実数値:199(252)-222(+92)-136(4)-x-152(132)-172(28)

調整

HD:スカーフ臆病潮吹きを最高乱数切り耐え

   S:準速エースバーン抜き

   A:あまり

技構成:巨獣斬/じゃれつく/インファイト/剣の舞

単体性能最強の犬。

Aを削って耐久に回した。

バドザシ構築のザシアンは剣舞を考慮されないのかわからないが、かなり刺さった印象。ヌオー以外のポケモンでふんわりとザシアンを見てるような構築に対して一度積むと止まらなくなりがちで勝ちを量産してくれた。剣舞を見た瞬間ワイルドボルトを切ってダイマせずに聖炎を撃つホウオウ使いに腹が立ったので何度もワイルドボルトを採用したいと思ったが堪えた。

 

化身ボルトロス@命の珠

特性:負けん気

性格:意地っ張り

実数値:155(4)-181(+236)-95(36)-130(-)-103(20)-158(212)

調整

HD:臆病カイオーガの潮吹き+珠ダメをダイマ時に確定耐え

   S:最速ランドロス抜き

   A:あまり    

技構成:ワイルドボルト/空を飛ぶ/瓦割り/草結び

紙耐久おっさん。

特化ザシアンの巨獣斬で死にかけるくらいの紙耐久だが、特性と崩し性能を評価して今期も採用。カバルドンラグラージガマゲロゲなどを意識して草結びを採用した。コピー対策をヌオーで出来なくなったが、かなり役に立ったため間違っていないと思う。

ここだけの話だが、初手のボルトランド対面、+1ダイジェットでダイマASランドを落とせないことが認知されたのか、全員ダイロックを撃ってきたため、ザシアンに引いて巨獣斬で相手のダイマックスを無駄遣いさせる動きがかなり強かった。

 

バンギラス@カゴの実

特性:砂起こし

性格:慎重

実数値:207(252)-154-131(4)-x-167(+252)-81

調整

HD特化

技構成:ロックブラスト/イカサマ/眠る/ステルスロック

黒バド対策枠。

今更語ることのない普通のねむカゴバンギ。

 

ヌオー@ゴツゴツメット

特性:天然

性格:腕白

実数値:201(244)-105-145(+212)-x-92(52)-55

調整

HB:特化ザシアンのじゃれつくをほぼ2耐え(95.3%)

HD:特化イベルタルの悪の波動を確定耐え

技構成:地震/グロウパンチ/欠伸/自己再生

ザシアン対策枠。

自分のザシアンが剣舞を採用しているため、ザシアン対策枠はヌオー以外ありえなかった。ゴチルのいるジガルデ軸にも投げていけるようにグロウパンチを採用した。2000チャレでゴチルをグロウパンチ+ダイアースで突破して勝利したため変更してよかったと思っている。

 

4.主な選出パターン

上記の記事と同様

 

5.苦手な並び

ザシアン+ホウオウ

この構築のホウオウに強いポケモンが軒並みザシアンに弱いため崩せないことが多かった。

(ウオノラゴン入りの)黒バド+ザシアン

ウオノラゴンがいる関係上、バンギヌオーが選出できず、対面選出しか出来なかったため不利をとっていた。黒バドミラーでガエン引き読みケボルト投げしてすみませんでした。

 

6.あとがたり

私の8世代はこれにて終わりです。最後に最終2桁+レート2000を達成できてよかったです。SVにもエルレイドの内定が決まっているようなので、9世代もエルレイドと戦っていけたら嬉しいなと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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【剣盾S30シングル最終40位】黒バドザシエルレ -fin-

初めましての方は初めまして、そうではない方はお久しぶりです。ものまと申します。

今回は剣盾S30にて、満足のいく成績を取ることができたので、構築記事を書かせていただきたいと思います。よろしければご覧ください。(以下常体)


f:id:monoma_gallade:20220601170748j:image

(サムネ用)

 

(レンタルです。枠がなくなるまでは残しておきます。)

 

  1. 結果
  2. 構築のコンセプト
  3. 構築経緯
  4. 個体紹介
  5. 主な選出パターン
  6. きつい並び
  7. あとがたり

 

1.結果

  TNものま 最終40位 R2019

 

2.構築のコンセプト

・黒バドレックス+ザシアンの強力な物理特殊の並びで試合をコントロールする。

・黒バドレックスとザシアンをコピーされても切り返せる受けポケモンを採用し、メタモン入りにも対処できるようにする。

・黒バドザシアン構築にありがちな対面要素に加えて、サイクル要素を取り入れる

エルレイドを無理やりではない形で選出し、活躍させる。

 

3.構築経緯

愛でエルレイドを採用し、その相方としてエルレイドの役割対象を呼びやすい黒バドレックスを採用した。

もう一匹の禁止級伝説は、ザシアン、ホウオウ、イベルタルが候補に挙がったが、ホウオウは黒バドレックスの性質上、サイクルを複数回回すような試合になりにくいこと、ブーツを持たせないとステロへの不安が常に付きまとうことから断念し、イベルタルはどの構築にも入っているザシアンに滅法弱いこと、対ゼルネアスへの不安から断念し、ザシアンを採用。

黒バドレックスをコピーされたときの引き先としてバンギラス、ザシアンをコピーされたときの引き先としてヌオーを採用。

ここまででダイマックスを強く使えるポケモンが存在せず、初手の起点づくりや威嚇勢を牽制しながら、多くの禁止級伝説とも戦える化身ボルトロスを採用して構築の完成とした。

 

4.個体紹介

 

エルレイド@気合の襷

特性:正義の心

性格:意地っ張り

実数値:143-194(+252)-86(4)-x-135-132(252)

調整:ASぶっぱ

技構成:インファイト/トリプルアクセル/ストーンエッジ/影撃ち

愛で採用した相棒枠。

この環境でこのポケモンを活躍させるためにいろいろな運用方法を考えたが、どれも納得のいく型ではなかったため、嫌いな持ち物であるが勝つために襷で採用した。

ザシアン入りに基本投げないため、鬼火や電磁波などの俗にいう起点づくりに分類されるような技は採用せずにフルアタとした。(ただ起点を作るだけのエルレイドを使いたくなかっただけ)

技構成は、タイプ一致高打点のインファイト、ジガルデやランドロスや飛行タイプに撃つトリプルアクセル、ホウオウに撃つストーンエッジ、黒バドレックスへの最低限の打点と足りない火力を補う影撃ちで完結した。

ザシアンと組んでないカイオーガ、BWキュレム、ジガルデ、ホウオウ、ディアルガあたりを役割対象に選出していた。しかし、ザシアンの入っていない構築の方が珍しいため、選出率はかなり低かった。禁止級伝説が跋扈するこの環境で起点づくり型以外で採用するならこれが限界だと思う。

 

黒バドレックス@スカーフ

特性:人馬一体

性格:控えめ

実数値:191(124)-×-124(188)-220(+116)-121(4)-180(76)

調整

H:16n-1

HB:特化ザシアンの巨獣斬を約82%で耐え(最低限のザシアンへの対面性能の確保)

C:+1でゴツメ1回入ったH振りザシアンを最低乱数切りで倒せる

臆病オーガの潮吹きを最高乱数切りで耐えるザシアンを確定2発

S:環境にいる準速以外のスカーフバドを抜けると思ったライン

技構成:アストラルビット/ワイドフォース/リーフストーム/リフレクター

エルレイドの相方として採用したいつもの黒バドレックス。

主に対ザシアンを強く意識した調整であるが、BDもそれなりに高いため、多くの構築に投げていけて、エースとしても対面で強い駒としてもスイーパーとしても活躍していた。さらに、ザシアンと合わせて露骨な対策を呼びやすいため、選出していなくても相手に圧をかけられるポケモンでもあり、扱い方を間違えなければとても強いポケモンであった。

技構成は、タイプ一致のアストラルビット、エスパー技としてワイドフォース、ガマゲロゲバンギラスへの打点としてリーフストーム、ダイウォール媒体としてリフレクターを選択した。

ワイドフォースはダイマックス後に拘っても強い技として選択した。リーフストームの枠はドレインキッスに変えようかと何度も悩んだが、ガマゲロゲが構築上、とても重いことからリーフストームで使い続けた。リフレクターは主にエースバーンと対面したときの安定択として使え、また、後述するヌオーを一時的に数値受けとして運用できるようになるのが強いと思ったため採用した。元々はトリックであったが、Sにあまり割いていないため、トリックでスカーフを渡してしまうと他のポケモンにも上から攻撃されるリスクがあり、またザシアン対面トリックのような博打に走らなければならないときもあると考えたときに怖さからなかなか押せなかったため、この選択は間違っていなかったと思う。

 

Pokémon-Icon 888a SWSH.png

ザシアン@朽ちた剣

特性:不撓の剣

性格:意地っ張り

実数値:191(188)-231(+156)-136(4)-x-152(132)-172(28)

調整

H:16n-1

A:HB特化ホウオウを巨獣斬+ワイルドボルトで確定ライン

S:準速エースバーン抜き

D:あまり(目安:臆病オーガの潮吹きを75%で耐える)

技構成:巨獣斬/インファイト/ワイルドボルト/電光石火

黒バドレックスと組む禁止級伝説として採用したポケモンで、2匹で物理特殊両方の面で高火力を押し付ける動きはとても強く、また選出画面での圧力も強い反面、どの構築にもメタが仕込んであり、動きにくさもあるポケモンであった。しかし、単体性能としてはピカイチなので使い続けた。

努力値配分は対イベルタルカイオーガを意識して最低限の特殊耐久を確保しながら、攻撃にも振っている。恐らく環境最遅のザシアンであるため、ミラーでの勝率は期待できない点に注意すれば強い配分だと思う。

技構成はタイプ一致の巨獣斬、黒バドレックス対策や鋼タイプに撃つインファイト、ホウオウへの打点としてワイルドボルト、リーチを伸ばせる電光石火で完結している。

黒バドザシアン軸ではホウオウやカイオーガがかなりきついのでワイルドボルトは必須で、インファイトも何かと打つ場面がある(黒バド対策やコピー対策)ので切れない。電光石火も、火力の補助になったり、撃ち漏らした相手をしとめるのに役立つため切れない。逆にじゃれつくはステルスロックを絡めることで無くても困らない技になる印象だった。

 

化身ボルトロス@命の珠

特性:負けん気

性格:意地っ張り

実数値:155(4)-181(+236)-91(4)-x-107(52)-158(212)

調整

HD:特化カイオーガの潮吹きをダイマ時に最高乱数切り耐え

   S:最速ランドロス抜き

   A:あまり    

技構成:ワイルドボルト/空を飛ぶ/瓦割り/挑発

初手に出てきた起点づくりと火力のない受けポケモンを牽制でき、カイオーガイベルタルにも条件次第では戦える珠ダイマアタッカーとして採用した。

努力値は、初手でカイオーガと対面したときにスカーフでも1度は行動できるように特化潮吹きをほぼ耐えるまで振って、残りを上記のように振り分けた。

ランドロスの存在やガオガエンの流行により、負けん気が強く使えたシーズンであったと思う。

技構成は、タイプ一致のワイルドボルトと空を飛ぶ、受けポケモンや展開阻止に使える挑発、ダイナックルにして火力を底上げしたり、壁を破壊できる瓦割りで使った。瓦割りは馬鹿力との選択であるが、壁への対抗手段を構築内で持っていなかったため、本構築では瓦割りで採用した。

種族値に無駄が多いため、見た目ほどの強さはないが、弱点の少なさ、特性の有用さからなくてはならないパーツだった。

 

バンギラス@弱点保険

特性:砂起こし

性格:慎重

実数値:207(252)-154-130-x-159(+196)-89(60)

調整

H:ぶっぱ(16n-1)

S:環境のバンギラスを抜けると考えたライン

D:あまり

技構成:岩石封じ/馬鹿力/挑発/ステルスロック

採用意図としては、黒バドレックスと、それをコピーしたメタモン対策であるが、弱点保険を持たせることで対面性能も確保した。

黒バドレックスを受けることを考えれば、効果抜群かいまひとつ以下の技しか存在せず、いまひとつの技であればそのまま受けとしてまだまだ運用でき、効果抜群の技を受ければ崩しに移行できる性能がとても気に入っていた。

努力値はHD振りをベースにバンギラスミラーを制するためにSに60だけ回した。

技構成は、タイプ一致でS上昇を防ぐ岩石封じ、バンギラスミラーで撃ったり、ダイナックルで自発的に攻撃を上げる馬鹿力、高耐久を倒せるようになる挑発、サイクル下で相手を削るステルスロックで完結した。考察段階で、黒バドレックス対策なのに悪技が抜けてしまった。おかげでこのバンギラスをコピーしたメタモンを黒バドレックスで倒して勝った試合もあった。(1勝)

 

ヌオー@ゴツゴツメット

特性:天然

性格:腕白

実数値:201(244)-105-145(+212)-x-92(52)-55

調整

HB:特化ザシアンのじゃれつくをほぼ2耐え(95.3%)

HD:特化イベルタルの悪の波動を確定耐え

技構成:地震/毒々/欠伸/自己再生

採用意図としては、ザシアンと、それをコピーしたメタモン対策である。

努力値は、ザシアンへの役割を持ちつつ、イベルタルザシアン構築に投げた時に、ダイマ切ってこないイベルタルの前で欠伸を撃てずに負けた経験から。副産物として、ダイアースを3回積むことで特化ゼルネアスのダイフェアリーをほぼ2耐えする。

技構成は至ってよくあるヌオーの技構成(地震、欠伸、守る、自己再生)のうち、守るを毒々に変えた。ヌケニンの突破手段になったり、高耐久ポケモンを突破するきっかけになったりしてかなり強かった。守るが欲しい場面もそれなりにあったが、立ち回りで何とかできる範囲だった。

 

5.主な選出パターン

メタモン入りには、黒バド+バンギラス@1orザシアン+ヌオー@1or黒バドザシアン@1

黒バドザシアンを両選出する場合は、ザシアンを先に展開して、相手のポケモンを突破するときにインファイトを撃って、耐久を落とすことを意識していた。(BD-1メタモンを電光石火+アストラルビットで確定)

メタモンがいない場合は相手に合わせて柔軟に選出していくが、対面的に戦うのか、またサイクル下でエースを通すのか事前に考えて選出していた。対面的選出で最も多かった選出は化身ボルト黒バドレックスザシアン、サイクル選出で最も多かったのは黒バドレックスバンギラスヌオーだった。

 

6.きつい並び

主に禁止伝説について述べる。

日食ネクロズマイベルタル(黒バドレックスに強いポケモン

本当にきつい。ステロを撒いて化身ボルトロスを展開していたが、日食ネクロズマダイマックスを合わされると簡単に負けるため割り切っていた。

ムゲンダイナ+イベルタル

ザシアンがかなり遅いため、ムゲンダイナに抜かれていることも多く、コスモパワーの起点にもなってしまうため勝率は低め。

 

7.あとがたり

元々この環境はもうやる気なかったのですが、ある知人にエルレイドと結果出したら僕も頑張りますと言われてしまい、意地だけでランクマやってました。なんとか結果に結びついてよかったです。これで心置きなく冬発売のSVまで過ごせます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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【剣盾S23シングル最終49位】黒バド全力介護スタン

初めましての方は初めまして、そうではない方はお久しぶりです。ものまと申します。

今回は剣盾S23にて、満足のいく成績を取ることができたので、今後一切役に立たないかもしれませんが、3か月考え抜いた成果を記録に残す意味も込めて構築記事を書かせていただきたいと思います。よろしければご覧ください。(以下常体)

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(サムネ用)

 

1.結果

 TN:ものま

 最終レート 2049(最終49位)

 

2.構築経緯

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種族値上、すべての禁止級伝説の中で最も速い黒馬バドレックスを軸に採用。

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黒バド軸は、相手の黒バドやメタモン対策のために悪タイプやノーマルタイプを採用する必要があるが、その枠には相手の黒バド+悪orノーマル枠を同時に見られるポケモンが良いと考えていた。また、黒バドを受けつつ、黒バドを上から殴れるポケモンを探していたところ、ランクマでマッチングした対戦相手の使っていたチョッキ悪ラオスがこの条件を満たしていて、選出画面で相手へ与える圧力もあると感じたため、悪ラオスを採用。

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次に、環境に最も多い禁止級伝説のザシアンを軸にした構築への対策として、ザシアンに複数回後投げできるポケモン兼構築の炎打点として、ウインディを採用。

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環境のザシアン軸に入っているサンダーはHB振りなどの火力がない型のことが多く、また、ザシアンの取り巻きにカプ・レヒレが刺さっていることが多いと感じていたため、カプ・レヒレを採用し、黒バド、ウインディと合わせて、ザシアン軸への基本選出とした。

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ここまでで電気・地面の一貫が切れていないので、その一貫を切りつつ、サイクルの潤滑油になれるランドロスを採用。

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この5匹である程度の構築には五分以上の戦績を叩き出せていたが、S22終盤から見るようになって、S22にて結果を残していたダイナバンギカグヤがセットになった構築に全然勝てなかったため、そこに対するメタとして、愛でエルレイドを採用し、構築の完成とした。

 

3.個体解説

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エルレイド@達人の帯

特性:正義の心

性格:意地っ張り

実数値:175(252)-179(+140)-100(116)-x-135-100

HB:鉢巻ゴリランダーのグラススライダーを最高乱数切って耐え

余りA

技構成:ドレインパンチ/トリプルアクセル/雷パンチ/剣の舞

 

構築の穴埋めという名目で入ってきたエルレイド。

ダイナには本来黒バドが比較的強く出られるが、バンギラスがいるだけで簡単に止まってしまうため、ダイナバンギカグヤを1匹で崩すために採用した。

技構成は、バンギラスに撃つドレインパンチ、ムゲンダイナとゴリランダーに撃つトリプルアクセルテッカグヤに撃つ雷パンチ、残りは有利対面を取ったときに、一気に崩しに行ける剣の舞で完成。

構築の見た目上、ムゲンダイナとバンギラスは確実に選出されて、残り1匹には地面の一貫を切れる飛行タイプやゴリランダーが選出されることが多かったため、このような技構成になっている。

ほぼムゲンダイナ入りにしか投げない枠ではあったが、トリプルアクセルを当てられさえすれば、1匹で試合を終わらせられることもあり、ピンポイントながら最強の相棒だった。

選出率6位

 

f:id:monoma_gallade:20211101165741j:plain

黒馬バドレックス@気合の襷

特性:人馬一体

性格:控えめ

実数値:175-81(A最低値)-101(4)-238(+252)-120-202(252)

CS、余りB

技構成:アストラルビット/サイコショック/ドレインキッス/悪巧み

 

構築の軸として採用した黒馬バドレックス。

見た目が好きなのもあるが、種族値上は全禁止級伝説の上から攻撃できることがメリットであると感じて採用した。

襷を持っていながら、性格は控えめである。控えめにすることのデメリットはザシアンに抜かれうることであるが、ザシアンはSに振り切っていないことが多く、控えめで技のリーチを伸ばすことの方が大事だと考えた。控えめが役立った場面としては、

・ポリゴン2をC+2のエスパー技で倒す際に、HB,HDどちらを考慮してもサイコショックで事足りるようになるため、サイコショックを採用できる。

(H244B252+に乱2 90.2%)

・ごくまれに見たHDゴツメバルジーナにC+2状態でドレキ×2ではなく、アスビドレキで倒せるため、ゴツメを考慮しなくて済む。

・HD特化ナットレイをC+2アスビでかなりいい乱数で倒せる。(乱1 81.3%)

などである。

技構成に関しては、いたって普通なので省略。

構築のエースというより構築で重いポケモンを襷を盾に対面処理しつつ、裏に負荷をかけるという使い方が多かった。

選出率2位

 

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ランドロス@拘り鉢巻

特性:威嚇

性格:意地っ張り

実数値:191(212)-213(+228)-114(28)-x-102(12)-115(28)

H:16n-1

HB:陽気鉢巻ウーラオスの暗黒強打を最高乱数切って耐え

HD:眼鏡ムゲンダイナのダイマックス砲を最高乱数切って耐え

S:耐久振りホウオウやランドロスミラーでS判定から持ち物を推定できる28振り

余りA

技構成:地震/ストーンエッジ/馬鹿力/蜻蛉返り

 

威嚇+蜻蛉返り+無効タイプ2つという優秀な性能を持った構築内の潤滑油。

鉢巻を持っているおかげで蜻蛉返りのダメージも馬鹿にならず、ダメージレースを優位に進められる性能があった。

技構成はフルアタ型としては、いたって普通なので省略。

このポケモンで相手を削って裏の黒バドの圏内に入れたり、威嚇を駆使したサイクル、想定外の火力の押し付けによるeasywinの量産、さまざまな場面で活躍してくれた。

エッジを当てられさえすれば最強ポケモンだった。

選出率3位

 

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カプ・レヒレ@食べ残し

特性:ミストメイカ

性格:臆病

実数値:177(252)-x-143(60)-115-150-143(+196)

H252振りで16n+1

S:準速90族抜き

余りB(特化マンムー地震を残飯の回復込みで最高乱数2回以外2耐え)

技構成:波乗り/ドレインキッス/挑発/瞑想

 

この構築の真のエース枠。

ザシアンの取り巻きに瞑想込みでかなり強いこと、火力のないサンダーがかなり多かったこと、黒バドの苦手な悪タイプに強く出られること、これらの理由により選出していない試合の方が少ないほど選出していた。

技構成に関しては、タイプ一致打点であり等倍範囲の広い波乗り、相手を詰ませにいける瞑想、瞑想と合わせて場持ちの良くなるドレインキッス、有象無象に刺さる挑発で完成。

Sに振ったドレインキッス型のおかげで環境に蔓延していた鉢巻ウオノラゴンに後投げができるところも偉いところだった。

間違いなくこの環境最強ポケモン

選出率1位

 

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悪ウーラオス@突撃チョッキ

特性:不可視の拳

性格:意地っ張り

実数値:175-195(+220)-120-x-112(252)-122(36)

D全振り、4振りサンダー抜きまでSに振り、残りA

技構成:暗黒強打/インファイト/ストーンエッジ/不意打ち

 

相手の黒バドを対策するために、黒バド+相手の黒バド対策の悪ノーマルに打点が持てて、黒バドの上から動けるポケモンを探していたところ、対戦相手が使っているのを見て、条件に当てはまっていたので採用した。

技構成はコンセプト上、暗黒強打、インファイト、不意打ちは確定として、残りはよく後投げされるサンダーを触らずに攻撃できる技として、ストーンエッジを採用したが、終盤にたまに見たカプ・ブルルを意識して毒突きにしてもよかったかもしれない。

そこだけは反省点である。

しかし、コンセプト通り、択さえ負けなければ黒バド入りに簡単に勝てる構成だった。

あと、構築で重いカイオーガ入りにもたまに選出した。

選出率5位

 

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ウインディゴツゴツメット

特性:威嚇

性格:腕白

実数値:191(204)-130-145(+252)-x-107(52)-115

H:実数値16n-1

B:特化

余りD

技構成:フレアドライブ/インファイト/朝の陽差し/吠える

 

ザシアンにほぼ無限回後投げできて、ヌオーよりも汎用性のあるポケモンとして採用した。

普通のゴツメウインディは火炎放射や鬼火が入っているイメージがあるが、火炎放射だと、ザシアンに後投げしたとき剣舞されると逆に返り討ちになってしまう可能性があり、フレドラを採用した。

鬼火の枠は、ザシアンとバンギラスが並んでる構築の場合、バンギラスウインディから打点がなく、さらに天候が砂嵐になることで日差しの回復量が落ち、ザシアンへの受け出しが安定しなくなることを考え、そういう構築相手には早めの展開を作れるようにインファイトを採用した。

また、吠えるは起点回避に使えたり、ジオコンゼルネへの少ない対抗手段になったりするので採用した。日差しは言うまでもなく、場持ちと繰り出し回数の確保のためである。

数々のザシアンの自慢の剣をへし折ってくれた。個人的に最強のザシアン受け。

選出率4位

 

4.各メジャーな軸への選出と体感勝率

ザシアン軸(黒バドorランド、レヒレウインディ) 勝率7~8割

メタモン入りにはランドロス、それ以外には黒バドを選出していた。

 

ムゲンダイナ軸(エルレ、ランド@1(黒バド多め))勝率6割

エルレイドとバンギラスの対面を作って剣舞したら簡単に勝てるイメージがあった。

 

カイオーガ軸(エルレイド以外から3匹) 勝率3~5割

スカーフカイオーガの場合は構築上かなり重いので負け覚悟で大胆なプレイをしていた。

スカーフ以外のカイオーガ軸は、選出順番が噛み合えば、五分に近い勝負はできた。

 

黒バド軸(黒バド、ランド、レヒレラオスから3匹) 勝率5割

噛み合うか噛み合わないかの試合が多かった。

 

ゼルネアス軸(黒バド、レヒレウインディ、ランドから3匹) 勝率5~6割

ヒレで上から挑発出来たり、吠えるが決まれば割と簡単に勝てるイメージ

そううまくいかないんですけど。

 

イベルタル軸(黒バド、ランド、レヒレが多め) 勝率6割

初手にイベルが来ることがほとんどなので、ランドでエッジ当てれば勝てる。

構築にガブリアスがいるときはその方法は取れなかった(剣舞の起点にされるため)。

 

5.最後に

このシリーズ10の3か月を通して、ほぼ黒バドを使ってきたが、一般ポケモンが頑張る必要のある試合が多く、難しい禁止級伝説枠だと感じました。

11月からの竜王戦環境は元々この環境が好きでないのと、やりたい他ゲームができてしまったので、高順位目指して潜るようなことはないと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

【剣盾S19シングル最終95位】正義の刃と黒馬スタン

初めまして、ものまと申します。

今回は剣盾S19にて、人生初のレート2000達成&最終2桁達成ということで構築記事を書かせていただきたいと思います。初めて構築記事を書くので至らない点などあるかもしれませんが、よろしければご覧ください。(以下常体)



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(サムネ用)

 

1.結果

 TN:ものま

 最終レート 2001(最終95位)

 64勝30敗

 

2.構築経緯

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相棒のエルレイドと結果を残すために愛でエルレイドを採用。

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エルレイドの相方として、環境で最も多いエルレイドの役割対象であるポリゴン2を呼ぶことができ、また、環境的にゴースト技の通りがよいと感じていたため、速くて攻撃力のあるアタッカーとしてレイスポスを採用。

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この2匹にはゴースト技が抜群で入ってしまうため、環境に多いゴーストタイプであるドラパルト、ミミッキュに強いポケモンとしてポリゴン2を採用。

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ここまででウーラオスやウオノラゴンが重いので、それらに対するクッションを果たしつつ、怒り挑発による削り・崩しが行えるカプ・レヒレを採用。

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電気・地面の一貫切り、サンダーやエースバーンにダイマ込みで強いポケモンとしてサイクルも行えるランドロスを採用。

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最後に、構築単位で重かったゴリランダーに強く、フリーズドライを抜群で受けない第2のエース枠として、テッカグヤを採用して完成。

 

3.個体解説

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エルレイド@弱点保険

特性:正義の心

性格:意地っ張り

実数値:175(252)-160(+4)-117(252)-x-135-100

総合耐久を高めるためにHB振り、余りA

技構成:ドレインパンチ/雷パンチ/トリプルアクセル/ビルドアップ

 

個人的に全エルレイドの型の中で一番強いと思っているエルレイド。

有利対面でビルドアップを積むことによって、両面硬いアタッカーと化す。

また、ビルドアップと弱点保険の相性も良く、交代で出てきたポケモンダイマックスの撃ち合いをし、そのまま2タテ、3タテする試合もあった。

技構成は、メインウエポンのドレインパンチ、コンセプトのビルドアップ、飛行タイプに打点を持つためのトリプルアクセルは確定として、残りはカプ・レヒレに打点を持つためにリーフブレードか雷パンチの選択であるが、受け崩しを担えるようにするためにエアームドに強い雷パンチで使っていた。ほぼ撃っていないので構築に合わせてカスタマイズできる枠ではあると考える。

毎試合投げることができる枠ではなかったが、選出した試合は活躍してくれる頼もしい相棒だった。

選出率4位

 

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レイスポス@拘り眼鏡

特性:黒の嘶き

性格:控え目

実数値:175-63(個体値4)-84(28)-216(+252)-100-179(228)

C特化、Sは最速110族抜き(最速キュウコン抜き抜き)、余りB

技構成:シャドーボール/マッドショット/破壊光線/寝言

 

エルレイドの相方として採用した黒馬。

冠の雪原がリリースされて一目惚れしてからいつか使いたいと思っていた。

8割以上の試合に初手で選出し、荒らしていた。

環境的にゴースト技の通りがよく、眼鏡による想定外の火力の押し付けはとても気持ちの良いものだった。

技構成に関しては、タイプ一致技のシャドーボールダイマックスを切ったときの対面性能を考え破壊光線、ダイアースによる相手視点で見えづらい崩しを行えるマッドショット、ダイマックスを切ったときのダイウォールの媒体になり、欠伸に怯えず動くための寝言で完成。

初手からダイマックスを切って荒らす動きも、スイーパーとしての動きも出来てかなり強いポケモンだった。なぜここまで使われないのか不思議なくらいである。

今回の構築のMVP

(個体値4なのはただの妥協です)

選出率1位

 

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ランドロス@オボンの実

特性:威嚇

性格:慎重

実数値:195(244)-166(4)-111(4)-x-143(+236)-114(20)

Sは+1で最速ウツロイド抜き(最速ガブリアス抜き抜き)

できる限りHDに厚くして、余りAB

技構成:地震/空を飛ぶ/岩雪崩/剣の舞

 

普通のHDランドロスで、本構築の過労死枠。

構築内でサンダーに明確に有利なポケモンランドロスしかおらず、サンダー入りにはかなりの割合で選出していた。

技構成はいたって普通なので省略。

威嚇によるサイクル性能、無効タイプ2つという優秀な耐性、積み技とダイジェットによる抜き性能、どれをとっても本構築に欠かせない存在だった。

選出率3位

 

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カプ・レヒレ@食べ残し

特性:ミストメイカ

性格:図太い

実数値:177(252)-x-180(+228)-116(4)-151(4)-108(20)

Sは同族意識の20振り、可能な限りHBに振り、余りCD

技構成:ムーンフォース/挑発/黒い霧/自然の怒り

 

両ウーラオスやウオノラゴンに強いクッション枠として採用した。

特に悪ウーラオスはレイスポスが明確に苦手な相手であるため、ウーラオス入り構築にはレイスポスの選出率的にもかなり選出していた。

技構成に関しては、タイプ一致でウーラオスやウオノラゴンへの打点になるムーンフォース、あらゆる場面で重宝する挑発、起点にならないようにしたりバトン構築へのメタとして使ったりする黒い霧、高耐久ポケモンに削りを入れたり挑発と合わせて裏のポケモンの圏内に入れやすくなる自然の怒りで完成。

水技を切ったことによる弊害がなかったとは言えないが、この技構成でよかった場面の方が圧倒的に多かったため、間違っていないと思う。

選出率2位

 

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テッカグヤ@パワフルハーブ

特性:ビーストブースト

性格:臆病

実数値:201(228)-x-123-127-125(28)-124(+252)

S最速、ダウンロード対策にD振り、余りH

技構成:エアスラッシュ/メテオビーム/宿り木の種/身代わり

 

元々この枠はドヒドイデだったが、ゴリランダーがすごく重かったので、最終日付近にテッカグヤに変更した。確かにゴリランダーには強くなれたが、エースバーンなど、変更前にドヒドイデで受けていたポケモンを受けられなくなり、前のめりの戦い方を強いられるようになったので慣れるまでに時間がかかり、信用度もあまり無かったため、選出率は抑えめだった。変えるならこの枠だと思う。

技構成は一般的な補助技を採用したメテオビームテッカグヤだと思うので省略。

選出率6位

 

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ポリゴン2@進化の輝石

特性:アナライズ

性格:呑気

実数値:191(244)-100-155(+244)-125-118(20)-72

H実数値16n-1、D20振りで火力補正のかかっていないサンダーのダイジェットを2耐え

余りB

技構成:破壊光線/放電/イカサマ/自己再生

 

多分珍しい型のポリゴン2。

レイスポスが隙を見せるドラパルトやミミッキュに強めで対面性能もあるポケモン

もちろんこのポケモンは強いのだが、それゆえに対策は取られているので、簡単に積まれないようにするなどのケアは必要なポケモンであると感じた。

技構成に関しては、かなり欲張っており、ダイアタックの火力が凄まじく、エースバーンにもダイマックスの撃ち合いで勝てるようになる破壊光線、物理アタッカーに撃ったり、ダイアークにして後発で倒しやすくしたり、次ターンのダイアタック(破壊光線)の火力を上げたりなど、いろいろ便利なイカサマ、テッカグヤの身代わりループに入らないための放電、体力管理の自己再生で完成。

攻めっ気のある構築への対面性能だったり、詰まないような選出を迫れたりするのは強い点だったと思う。

選出率5位

 

4.選出について

基本的には初手レイスポス@2で、刺さっているポケモンを選出する。

その中でも多かった選出を明記する。

 1.レイスポス、ランドロスカプ・レヒレ

    f:id:monoma_gallade:20210701173757p:plain +  f:id:monoma_gallade:20210701174206p:plain   + f:id:monoma_gallade:20210701174124p:plain
この選出が一番多い選出であり、恐らく全試合の半分近くはこの選出をしていたと思う。基本は初手のレイスポスで荒らし後続で詰める戦い方であるが、柔軟に最低限のサイクルを回すこともできる選出でもある。また、レイスポスの処理が難しい相手はダイマックスを使って強引に突破してくることがあるので、その際はカプ・レヒレダイマックスを枯らしてランドロスで切り返したり、ランドロスを2番手に投げてダイマックスを切るみたいな動きをしていた。

 

 2.レイスポス、ポリゴン2,カプ・レヒレorエルレイド

   f:id:monoma_gallade:20210701173757p:plain  +  f:id:monoma_gallade:20210701174030p:plain  +  f:id:monoma_gallade:20210701174124p:plain  or  f:id:monoma_gallade:20210701173230p:plain
カプ・レヒレを選択した場合は、1より受けに寄った選出であるが、フリーズドライ持ちやパッチルドンなど、ランドレヒレが一貫していているときにこの選出をすることが多い。この選出だと、ポリゴン2がいるおかげでサイクルを回しやすくなり、レイスポスがスイーパーとして活躍することも多い。

エルレイドを選出する場合はバンギラスなど、カプ・レヒレが明確には有利をとれない場合であることが多い。

 

 3.エルレイド@2(レイスポス以外の2匹)

    f:id:monoma_gallade:20210701173230p:plain+?+?

レイスポスが出せない構築(悪やノーマルが計2匹以上入っているような構築)に対してはこのような選出をすることが多く、サイクルを回しつつ試合中にどのポケモンを通すか決めてそれを通す立ち回りをすることが多い。

 

5.重いポケモン・並び

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アーゴヨン:悪巧み積まれたらゲームセットになりかねない。

 

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火力のあるサンダー:

直接負けにつながるわけではないが、大きく削られてしまってサイクルが崩壊しかねない。

 

   f:id:monoma_gallade:20210701175338p:plain    + f:id:monoma_gallade:20210701174030p:plain or f:id:monoma_gallade:20210701175545p:plain
高耐久ゴースト抜群+ノーマルor悪の並び:

レイスポスを投げたいが、そのレイスポスが簡単に止められてしまう。

 

その他あまたの初見殺し:そんなの知りません。

 

6.最後に

8月頭に期末試験があり、そうでなくとも、ポケモンUNITEもしたいのでS20は潜らないかもしれません。S19の結果で満足してしまったのもありますが...

レンタルパーティもしばらくは公開しておくので、ぜひ使ってみてください!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

7/1 19:56 追記

出来るだけ色違いにしたレンタルパに変えました

 

8/15 22:49 追記

レンタルパーティを非公開にしました

(レンタル枠がなくなったため)


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